【インタビュー】異業種から観光バス業界へ――アルモニアが築いた未経験者活躍の場

アルモニア株式会社のインタビュー記事

地域の人々の足となり、旅の思い出を彩るバス。その安全運行の裏側には、どのような想いとドラマがあるのでしょうか。

今回は、異業種からバス事業に参入し、成長を続けるバス会社「アルモニア」の小原社長と、未経験から観光バス運転手として活躍する入社5年目の観光バスドライバーにインタビュー。それぞれの視点から、会社の成り立ち、仕事のやりがい、そして未来への展望を語っていただきました。

異業種からバス業界へ

アルモニア株式会社の代表取締役 小原和浩さん

――本日はよろしくお願いいたします。まずは、バス事業を始められたきっかけについて教えていただけますか。

「もともとは会社員でしたが、退職後は別の事業を半年ほどやっていました。事業がなかなか軌道に乗らず、インドアのゴルフ練習場で受付のアルバイトをさせてもらうようになりました。そしたら、練習場の社長がお客様をゴルフ場でレッスンするためのバスツアーを始めると言って1BOXの車を購入してバスツアーを始めたんです。そして、徐々にそのバスツアーの仕事をさせてもらうようになりました。

その後、社長から『うちで借りてやるからマイクロバスを1台買え』と言われて、よく分からないままバスを1台購入し、リースしてもらったのが最初のきっかけです」

――1台のバスから事業が始まったのですね。そこから本格的にバス会社として経営していくことになったのは、どのような経緯だったのでしょうか。

「その1台のマイクロバスをリースで貸しつつ、ゴルフツアーの設定やゴルフ場探し、日程調整等もやらせてもらうようになりました。するとツアーの本数がどんどん増えていき、『もう1台買ったら、また借りてやる』と言われ喜んで買いました。そしてマイクロバスが3台になり、そこで初めて緑ナンバーを申請し、バス会社として本格的に始動しました。バス事業が少しずつ成長していく中で、ドライバーを雇い、会社として動くようになったという流れです」

ゴルフ練習場の社長には感謝してもしきれません。

事業拡大に向けた採用の強化

――現在、貴社ではドライバーを積極的に募集しているそうですが、どのような理由からでしょうか。

「おかげさまで、現在は仕事の依頼が増え、事業をさらに拡大しようと計画しています。具体的には、来年の春には営業所の増設を予定しており、それに合わせてバスも増車します。しかし、バスがあってもドライバーがいなければ運行できません。そのため、事業拡大のために今、ドライバーを募集しています。

お客様との直接的なコミュニケーションが非常に多く、お客様に旅を楽しんでいただくためには、ドライバーの人柄やコミュニケーション能力が不可欠です。もちろん運転技術も大切ですが、それ以上に人柄を重視しています。

未経験者でも安心して挑戦できる環境

――貴社では未経験のドライバーも多く活躍していると伺いました。未経験者を採用する理由を教えていただけますか。

「はい、現在働いているドライバーは、未経験からバスの運転を始めた人が7割です。そのため、未経験の方でも安心してバス運転手になれるような制度を設けています。

免許をお持ちでない方には、入社後に合宿で大型二種免許を取得できる制度を用意しています。実際に、この制度を利用して免許を取得したドライバーも多く、全ドライバーの3分の1から4分の1がこの制度を利用しています。運転が好きで、新しいことに挑戦したいという意欲があれば、未経験でも大歓迎です。

当社の仕事は観光バスが中心なので、毎日同じルートを走るのではなく、様々な場所にお客様をお連れします。毎日違う景色、違うお客様との出会いがあるので、変化のある仕事を楽しみたい人には、とても向いていると思います」

「人」を大切にする社風

アルモニア株式会社は人を大切にする社風です。

――最後に、これからバス運転手を目指す方にメッセージをお願いします。

「アルモニアでは、ドライバーが心身ともに健康でいられるように、日頃からコミュニケーションを大切にしています。運行前や運行後には積極的に声をかけたり、時間があるときには一緒にランチを食べに行ったりしています。

当社は、未経験からバス運転手になった仲間が多いので、新人の方もすぐに馴染める環境だと思います。運転が好き、人と話すことが好き、そして日々変化のある仕事を楽しみたいという方は、ぜひ一度ご連絡ください」

「自分に務まるだろうか」不安から始まったキャリア

アルモニア株式会社のバス運転手

――バスの運転手になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

昔、ロケバスの手伝いをしていたことがありまして。その会社の事業が不安定になったのを機に、「ロケバスの運転でもやってみようかな」と。それで自分で中型二種の免許を取り、たまたま近くにあった今の会社に電話したのがきっかけです。

――入社前不安だったことはありますか?

「マイクロバスすら運転したことがなく、入社前は『自分に務まるだろうか』という不安が一番大きかったですね。

法律で定められた研修に加え、先輩ドライバーが同乗して丁寧に指導してくれます。指導してくれる先輩は一人ではなく、運行スケジュールが空いている色々な方が教えてくれるので、多角的な視点から学ぶことができました。

本人の適性や希望も尊重され、「大きいバスは不安だからマイクロバス専門で」という選択も可能です。私は、様々な研修を経て、3〜4年で大型バスの業務を任されるようになりました。」

「楽しい」よりも「ほっとする」。命を預かる責任と、ささやかな喜び

バス運転手の喜び

――大型バスを運転していて、「楽しい!」と感じる瞬間はありますか?

「運行中は常にお客様の命を預かっているという強い緊張感があります。『楽しい』という感覚よりも、無事に運行を終えて営業所に戻ってきた時の『ほっとした』という安堵感の方が大きい。それだけ責任の大きい仕事だと日々感じています」

バス運転手の楽しみ

――お客様の命を預かる責任感が強いからこそ、安堵感が得られるのですね。お仕事の中で、何か楽しみはありますか?

他社のガイドさんと話す機会があると、「あそこのソフトクリームは美味しいよ」と教えてくれることがあって。旅先でご当地のソフトクリームを食べるのが楽しみの一つです。特に、富士ミルクランドのしぼりたてミルクのソフトクリームがすごく美味しかったですね。

未経験からバス運転手を目指す方に向けてメッセージ

アルモニア株式会社の社員一同
(当日は、炎天下の中、撮影ありがとうございました!)

――最後に、これからバスの運転手を目指す方にメッセージをお願いします。

大変な仕事なので、思っていたのと違うと感じることもあるかもしれません。でも、無理をせずにしっかりやっていけば、きっと楽しい仕事になると思います。

旅のパートナーとして、多くの人々の思い出づくりを支えるアルモニア。未経験からでも安心してスタートできる環境と、人を大切にする社風で、ドライバーのキャリアを応援しています。

アルモニア株式会社のおすすめポイント!

  • 未経験者歓迎:7割の先輩が未経験スタート
    免許取得支援、安心の研修体制。入社後に合宿で大型二種免許を取得可能。 複数の先輩による同乗指導で、安全運転技術と接客を習得。
  • 温かい職場環境
    仲間同士で助け合い、日常的なコミュニケーションを大切にする社風。
  • 事業拡大中の成長企業
    営業所増設や増車計画が進行中。活躍の場とキャリアの広がりが期待。

「未経験からプロのバス運転手へ――次はあなたの番です」

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